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しなの鉄道沿線地域の回遊性向上プロジェクト

しなの鉄道と様々なモビリティで沿線の各拠点を結び、生活や観光の質を向上させるための検討を行っています。(広域連携プロジェクト)

2023年9月27日
by | 調 恵介

「しなの鉄道線沿線まちづくり勉強会」(第6回)を開催しました!

9月22日(金)に「しなの鉄道線沿線まちづくり勉強会(第6回)」を開催しました!
半年をかけて行ってきたこの勉強会も、今回で最終回です。
今回は、今年(2023年)8月にオープンしたばかりの、プライベートワークプレイス「上州屋」をお借りして実施いたしました。

「上州屋」は東御市ご出身でデザイン会社を経営されている、株式会社PLOT STANDARDの代表、浅川達也さんが運営されています。浅川さんら、地元の有志により2年以上の歳月をかけて、築150年を超える古民家をリノベーションされました。

勉強会の開催前に、浅川さんから上州屋についての話を伺いました。創設のきっかけは、2019年10月の台風19号によって国道18号線に繋がる海野宿橋が崩落した台風災害とコロナの流行による観光客の減少だったとのことです。身近な風景として当たり前にある海野宿の景色がこの先、無くなっていってしまうのではないかと不安と寂しさを覚え、アクションをおこされたということでした。

以下に開設時のプレスリリースとクラウドファンディング時のページをご紹介させていただきます。上州屋のコンセプトや設立にいたった背景も記載されています。ご覧ください。

【長野県東御市海野宿】海野宿一棟貸し宿「上州屋」が2023年8月24日(予定)グランドオープン! 8月1日(予定)より予約受付開始。
株式会社PLOT STANDARD プレスリリースより

明治10年建造の土蔵を「ときをほどく図書館」にリノベーション!!
(クラウドファンディング READYFORより)

第6回勉強会では、これまでの勉強会の内容をもとに、UDC信州がとりまとめる予定の「ディスカッションブック」案を提示しました。事務局にて検討した案をもとに参加者からのフィードバックをいただく場として進めていきました。

各チームからのフィードバックでは、連携したまちづくりを進めるうえで今後必要なことや、ディスカッションブックに含めてほしいこと、地域のネーミングなど、さまざまな意見が寄せられました。

スモールスタートできるように、ゆるくつながり続けてLINEグループをつくってみよう!という意見や、移住者にも紹介できるような冊子にしてほしい、という意見が出されました。
地域のネーミングでも「しな鉄」というしなの鉄道の略称を使おう!というアイデアや、鉄道に限らず「北國街道」や「国道18号」を含めよう、「千曲川」を入れよう!などいろいろなアイデアが出されました。

回の終わりには、勉強会の総評を3名のアドバイザーからいただきました。

総括アドバイザーの東浦亮典さん(東急株式会社常務執行役員)からは、地域内・地域外の視点を意識しながらディスカッションブックを作成する必要性を指摘いただきました。
アドバイザー清水宏之さん(株式会社MaaS Tech Japan取締役)からは、自治体間連携の場を持つ意義や必要性についてのお話を、アドバイザー田村英彦さん(株式会社ふろしきや代表取締役)からは、スピード感をもった実行や官民連携の必要性についてお話がありました。

締めくくりとして、長野県都市・まちづくり課の井出圭一課長の挨拶をもって終了となりました。

【しなの鉄道線沿線まちづくり勉強会について】

UDC信州では、しなの鉄道線沿線に位置する市町村の職員及び鉄道事業者の方々とともに、しなの鉄道線沿線のまちづくりを考えていく場として「しなの鉄道線沿線まちづくり勉強会」を開催してきました。以前のブログにて、これまでの勉強会の様子をご紹介しています。あわせてご覧ください!

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