奈良井区で「まちづくり講演会」を開催!住民主体のまちづくりがキックオフ!
【報告】
梅雨が明けていよいよ本格的な夏の到来!
気温30度を超える真夏日だった7/18(日)に塩尻市奈良井区で住民向けの「まちづくり講演会」を行いました!
日曜日の昼間だったにもかかわらず、会場となった奈良井区公民館には全住民の約1割にあたる方々にお集まりいただき関心の高さがうかがえました。
講演「奈良井の暮らしを次代へ繋ぐ」
まずはこのプロジェクトのアドバイザー・東京大学新雄太特任助教から「奈良井の暮らしを次代へ繋ぐ」と題し講演をいただきました。
これまでの研究紹介から始まり、奈良井区の人口や高齢化率の変化といった現況の共有や全国・県内の住民主体のまちづくり事例紹介、8月に行う全住民アンケートの説明と大変濃密な1時間強で、参加いただいた多くの方から「参考になった」とコメントをいただきました。
全国のまちづくり事例を見た住民の方から「奈良井区でも似たことをしている」という声があがっており、先進的な取り組みがすでに行われていたことも知れました。
まちづくり鼎談「奈良井、これからのまちづくり」
第2幕は、新先生×塩尻市地域づくり課上村課長×奈良井区土川区長の3者による鼎談「奈良井、これからのまちづくり」でした。
参加者のみなさんには受付であらかじめコメントカードを配布しており、奈良井らしさや好きなところ、心配なところを書いてもらい、それを鼎談の中で拾いながらトークを繰り広げていただきました。
塩尻市地域づくり課 上村課長 奈良井区 土川区長 東京大学 新特任助教
ここで意外だったのは、まちに対する気持ちの強さやそれに守られている町並みに触れていると「かっこよさ」が目についていましたが、暮らしている方にとっては「素朴さ」が奈良井らしさとおっしゃている方が多かったことです。
よそ者の自分にとって町並みばかりに目が行きがちですが、実際に暮らしている人の温かさこそ奈良井なのだと教えていただいた気がします。
「奈良井区まちづくりプロジェクト」での「まちづくり講演会」の位置付け
この「まちづくり講演会」は、「奈良井区まちづくりプロジェクト」の一環で、奈良井区が主催となり、塩尻市とUDC信州が支援をしており、これからの奈良井区のまちづくりを住民主体で考え動かすためのキックオフに位置付けています。
これを皮切りに
・8月実施の中学生以上の住民全員から地域や暮らしなどの現況をうかがう「全住民アンケート」
・9月から2022年3月まで行う住民同士が課題や思いを共有し考え動かすための場「奈良井ラボ」
が始まります!
また、今回の講演会は区外への告知はほとんどしていませんでしたが、隣の区からも数人参加いただきました。
少子高齢化・空き家・地域文化の担い手不足など…どの地域でも同様の課題を抱えていますし、お互いに協力をしながらそれぞれの「これから」を形作っていけるといいなと思います。
UDC信州として、専門家人材のマッチングだけでなく、奈良井ラボのような住民が主役となってまちを考え対話する場づくりをサポートしていきます!