「駅まち空間検討会議」(第4回、第5回)を開催しました!
12月16日(月)に、しなの鉄道線沿線地域の「まちの質」「暮らしの質」を一層高めることを目的とした「駅まち空間検討会議」の第5回を開催しました!ご報告が遅れましたが、第4回会議も11月8日(金)に開催いたしました。
令和5年度の「しなの鉄道線沿線地域まちづくり勉強会」をもとに、今年度より居心地の良い「駅まち空間」を検討すべく「駅まち空間検討会議」を開始しています。これまで3回の会議を実施いたしました。以前の開催については、ブログに掲載しています。
※駅まち空間とは、駅や駅前広場と一体的に、周辺市街地との関係も踏まえ、必要な機能の配置を検討することが期待される空間のことで、近年、国土交通省が提唱しています。
11月8日(金)開催の第4回会議では、会議の参加者が4班に分かれ、現地駅の調査ののち空間再編の議論を深めました。今回調査した駅は、それぞれ「戸倉駅」「上田駅」「大屋駅」「田中駅」の4駅です。
戸倉駅は、戸倉上山田温泉や千曲川沿いの体育館、白鳥園など公共施設の活用促進の観点から、上田駅は、しなの鉄道線の中心駅であり、北陸新幹線や上田電鉄とも結節しているターミナル駅の観点から検討対象といたしました。大屋駅・田中駅は、両駅の中間地点に観光資源として海野宿が存在していることから、ポテンシャルの検討のため検討対象としました。
12月16日(月)開催の第5回会議では、フィールドワークや事前調査により班ごとに読み解いた課題、ポテンシャルに対する提案を発表しました。戸倉駅は駅前空間の広場化、上田駅はお城口のロータリー再編による歩行者優先の空間創出、大屋駅は駅からの景観を意識した駅前および橋上活用、田中駅は北口の駅前空間について、通学者や送迎を考慮した様々なバリエーションの検討が示されました。
締めくくりとして、長野県都市・まちづくり課の井出圭一課長の挨拶をもって終了となりました。
今年度が初回の開催となった「駅まち空間検討会議」ですが、初年度のとりまとめや来期以降のキックオフなどを予定しています。引き続き、人が集い、まちに活力が生まれる魅力的な空間形成を検討していきたいと思います。