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2023年12月5日
by | 羽生田 彩乃

アーバンデザインセンター会議2023 in 信州 を開催しました!

11月25日(土)に、アーバンデザインセンター会議2023 in 信州を開催しました!

アーバンデザインセンター会議とは、年に一度各地のUDCの実務メンバーが集まり各地の取り組み情報を共有したり、関係メンバーが交流する貴重な機会。第11回を迎えるアーバンデザインセンター会議、今年度は上田市を中心にしなの鉄道沿線地域にて開催しました。

今年度のメインテーマは「市町村を支える広域型UDC」。

まずは、県が主導する唯一の広域型UDCであるUDC信州の活動を報告しました。代表的な活動内容として「しなの鉄道沿線の広域的なまちづくり支援」と「諏訪湖周辺の広域的なまちづくり支援」を紹介。地域特性や支援に至った背景、UDC信州の役割などを共有しました。

その後、上田市及び諏訪市職員にも加わっていただき、UDC信州の役割や存在意義などについてセッションを行いました。両市職員からは、UDC信州をハブとして他市町村との連携がしやすくなったり、専門家等の知見を取り入れることができたなどお話がありました。一方で、市町村間や庁内の調整で苦労されることもあるなど、現場のリアルな状況も共有していただきました。UDC信州からは、UDC信州は市町村よりも”考える時間”が比較的多く割ける中で、いかに市町村支援へ還元できるかや、コディネーター個人のスキルアップの必要性などについて話が出ました。

次に、全国UDCフラッシュトークとして、各UDCから組織概要や特徴、直近のトピックなどについて紹介がありました。UDCといっても、対象エリアや活動内容は様々で、各地域の課題や資源に応じてオーダーメイドのUDCが設立されていることを改めて感じました。

最後に、広域、担い手育成、空間デザインなどいくつかのテーマに分かれて各UDCの課題やノウハウの共有を行いました。限られた時間でしたが、他UDCメンバーの発言に気付きを得たり、共感している場面がうかがえました。

翌日11月26日は、しなの鉄道沿線市町村(長野市、上田市、千曲市、小諸市)にて、それぞれのまちの魅力を活かしたエクスカーションを実施しました。この地域には豊かな資源があること、またそれを活かす面白い方々がいらっしゃることを再確認できたエクスカーションでした。

以上、アーバンデザインフォーラム2023 in 信州の様子をお伝えしました。この信州の地で開催できたことはとても貴重な経験でしたし、全国のUDCから刺激を受けたり、信州の豊かさを改めて感じたりと、とても学びのある二日間でした。

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