「こもろ・まちたねプロジェクト令和5年度実績報告会」に、UDC信州がコーディネーターとして参加しました!
令和5年3月11日(月)に、小諸市の市民交流センター2階ステラホールにて「こもろ・まちたねプロジェクト小諸駅前からはじめる未来へつながるまちづくり〜令和5年度実績報告会〜」が開催されました。報告会の内容をお伝えいたします。
令和5年度の実績報告会は3つのセッションにわけて行われました。セッション1は「令和5年度実績報告及び関連事業説明」セッション2は「未来チャレンジビジョンの発表」セッション3では「未来チャレンジトーク:小諸駅前からはじめる未来へつながるまちづくり」が行われました。このうち、セッション3にてUDC信州の倉根がコーディネーターを務めさせていただきました。
セッション1では、小諸市都市計画課山浦課長より5つの事業の概要報告が、セッション2では、UR都市機構木村様、URリンケージ岸様、小諸市都市計画課五十嵐係長から未来チャレンジビジョンの発表がありました。この2つのセッションでは、令和5年度に行われた各種取り組みとともに、未来に向けて「小諸の楽しいを、日常に。」を合言葉にしたチャレンジビジョンが紹介されました。小諸市の中心市街地の5つの地区について、今後のまちが、こうなったら良いなという姿がイメージ図を用いて描かれています。詳細の内容は後日、小諸市のホームページに掲載予定とのことですのでご参照ください。
セッション3では未来チャレンジトークと題して、未来チャレンジビジョンで示されたイメージ図を用いながら、3名のプレゼンターから発表が行われました。それぞれ【文化観光拠点地区】をこもろ観光局の花岡隆理事長から、【小諸駅前地区】をしなの鉄道の唐澤貴之営業課長から【暮らしの拠点地区】を地域おこし協力隊の岡山千紗さんから発表がありました。
【文化観光拠点地区】については、国重要文化財である旧小諸本陣を中心に、古くて新しいまちとして歴史的建造物を活かし敷地一体整備を進めていき、隣接している宿泊施設、脇本陣粂屋をはじめ、まちなかへの波及効果を期待したいという内容が語られました。
【小諸駅前地区】については、駅前広場の社会実験結果をもとに、駅前の滞留空間のポテンシャルが感じられたことや、まちタネ広場の活用などで駅周辺ににぎわいが生まれ始めていること、小諸駅の改修など見据え、プロジェクト構成会員の皆さんと「駅まちデザイン」を考えていきたいという内容が語られました。
【暮らしの拠点地区】については、直近3年で30店舗以上の開業があり、まちなかがおもしろくなってきている、というお話や、まちの中心部分である相生町を暮らしや働く場として再生していくべく、岡山さんを中心として、かつて存在した竹澤書店ビルをリノベーションしたゲストハウスの開業を予定していることなどが語られました。
それぞれの発表に対して、登壇したまちたねプロジェクトを構成する各会員から、応援のコメントや考えている関わり方が述べられました。
最後に、小泉市長の挨拶のあと、登壇者と参加者皆さんの全体写真を撮影して終了となりました。参加者皆さんは、チャレンジビジョンで示されたイメージ図のなかで、いちばん実現してほしい!と感じた内容を掲げています。
昨年も参加させていただきましたが、1年のあいだにおきた動きがとてもたくさんありました。小諸のまちはすごいスピードでアクションが起きていて、様々な人がつながっていて、その環がどんどんと広がっているのだなと感じました。未来志向でアクションが起こされている小諸市のまちづくりに、引き続き、UDC信州も関わり支援していきたいと感じた素敵な報告会でした。