上越高田のまちを視察してきました!
上越高田公園隣接地へのカフェ誘致の経緯や手法、雁木など地域の歴史文化を活かしたまちづくりを学ぶため、公園利活用についての相談を頂いている東御市の職員さんと新潟県上越市に視察をしてきました。
上越高田公園は博物館や美術館、市民交流施設や体育施設等がある総合公園で、桜の名所として有名です。
もともとソフトボール球場だったところを芝生広場にしてふわふわドームを設置、その隣(公園用地外)にカフェ機能を誘致。これにより家族連れをはじめとする公園利用者が増え、今では市民の憩いの場となっているそうです。
カフェ事業者は、施設への地元木材の使用、地元中学生に対する職場体験の実施、敷地外を地域の方々と清掃等、地域貢献もしっかり行っているとのことでした。
とにかく市民の皆さんが上越高田公園に愛着と誇りを持っており、地域と企業が密接に連携して地域のマネジメントを行っているのが素晴らしいです。
上越高田公園のあとは2,000件近い雁木町家が残るまちなかへ。
上越市は平成28年度から20あまりの市民団体とともに高田の歴史・文化を活かしたまちづくりを進めており、地方再生コンパクトシティのモデル都市にもなっています。
具体的には、①まちなか居住の推進、②まちなか回遊の強化、③地域内外との交流促進、④多様な担い手との連携・協働、に関する事業を公民連携で取り組み、町家を活用したIT企業のサテライトオフィスやフレンチレストランが開業、市外からの見学者の増化など、取組みの効果が現れています。
この取組みにおいて、上越市の担当者の方が「行政は市民の皆さんや民間事業者の皆さんがやりたいことを、とにかくPRしてサポートすることが大事ではないか」と仰っていたのがとても印象的でした。
長野県においても城下町や旧街道などの歴史や文化、山や川、湖などの自然など、地域特有の資源を活かしたまちづくりに取り組んでますので、UDC信州も市町村の皆さまと伴走しながら楽しいまちをつくっていきたいと思います。