「駅まち空間検討会議」(第3回)を開催しました!
10月11日(金)に、しなの鉄道線沿線地域の「まちの質」「暮らしの質」を一層高めることを目的とした「駅まち空間検討会議」の第3回を開催しました!
令和5年度の「しなの鉄道線沿線地域まちづくり勉強会」をもとに、今年度より居心地の良い「駅まち空間」を検討すべく「駅まち空間検討会議」を開始しています。8/1(木)に第1回を開催し、これまで2回の会議を実施いたしました。以前の開催については、以前のブログに掲載しています。
※駅まち空間とは、駅や駅前広場と一体的に、周辺市街地との関係も踏まえ、必要な機能の配置を検討することが期待される空間のことで、近年、国土交通省が提唱しています。
第3回の会議では、駅まち空間について3つの事例から学ぶ事例検討および、しなの鉄道線沿線で具体的に検討する駅を対象としたグループディスカッションを実施しました。
身近な地域ながら、まちづくりが進み、これから駅周辺の再編を進めようとしている小諸市の事例や、人口減少が進む中で駅まち空間の価値向上を政策的に推進している神戸市の事例などを伺いました。
「駅は地域の佇まいや雰囲気を印象づける「顔」となる重要な空間である」という言葉が、事例検討の講師にお招きした神戸市駅前魅力創造課の畑中課長からありました。また、持続的な運営を考慮した「無理しない仕組み」づくりが必要で、そのためにも、きちんと「使われる」空間を作ることが重要であるという内容も話していただきました。
車で移動することがメインである、車社会の信州地域ではありますが、駅まち空間を検討するにあたり、人を起点として「使われる」ようになる人中心の空間をつくっていくことが大切なのだと感じました。
事例発表に前後して、しなの鉄道線沿線の駅について、グループで検討を深める作業を開始いたしました。手がかりに三牧総合アドバイザーからいただいた3つの視点をもとに検討をはじめました。
3つの視点とは、①どんな人が駅まち空間を使うのかという、生活者を意識した視点②観光客など地域を巡る人を意識した、回遊ネットワークの視点③バスやタクシー、シェアサイクルなど地域交通との接続を考えた、交通結節点の視点です。これらの視点も参照しつつ、現地調査やグループワークを行いながら、しなの鉄道線沿線の駅の理解を深めつつ、今後も検討を進めていく予定です。