コラム

知事、4市長による「信州まちなかみどり宣言」が行われ、さだまさしさんから応援メッセージもいただきました!

2021.07.18
by | 倉根 明徳

『2050年「まち」が「みどり」であふれる』そんな未来を実現するため、知事と長野市、松本市、上田市、飯田市の4市長による「信州まちなかみどり宣言」及び署名セレモニーが開催されました!
また、当日はスペシャルゲストとして、シンガーソングライターの「さだまさしさん」にお越しいただき、応援メッセージをいただきました!

セレモニーの冒頭では「信州まちなかグリーンインフラのプロモーション動画」を放送♪この動画にさだまさしさんの「木を植えた男」を使わせていただいています! すごくいい動画なので是非ご覧ください♪

阿部知事から宣言の趣旨説明
・長野県は緑豊かな県ではありますが、まちなかに緑が少ないことが課題
・まちなかの緑被率がここ20年間で17%減少し、39%となっている
・緑の減少は、気候変動による都市災害の頻発・激甚化、まちなかの魅力低下など、様々な課題を生じさせている
・このことから「信州まちなかグリーンインフラ推進計画」を策定しました
・今日は、県内でも人口規模の大きい4市の市長と共同で宣言を行い、持続可能な社会の構築とまちなかの魅力醸成に共に取り組んでいきたいという決意表明をしたい
・この4市の取り組みが波及することで、県全体に広げていきたい

宣言文の朗読

宣言後、知事、市長からメッセージ

阿部知事
・まずは4市の市長に感謝
・グリーンインフラの推進は県だけでは難しい、特にまちづくりにおいては市町村の取り組みが大変重要
・市町村と県で連携して宣言の具体化に向けて全力で取り組んでいきたい
・今後の県の取り組みとしては、若里公園に浸透系舗装の駐車場の再整備、街路事業での街路樹の設置、駅前広場の整備等を行い、信州のみどりを体感できる場の創出をしていきたい

加藤長野市長
・長野市は75%が中山間地域、そこに千曲川と犀川が流れ、水田も広がっている。しかし、まちの中には緑が少ないと感じている
・このことから長野市でも「長野市緑を豊かにする計画」を策定し、緑を守り、つくり、育てる、そして次の世代に引き継いでいこうと取り組んでいる
・長野市庁舎の建替えのときも、立体駐車場の予定だった場所を緑豊かで様々な方が集えるような広場「桜スクエア」に変更した
・また、中心部のセントラルスクエアも駐車場だったものを公園にした。ここを日々管理してくださっている市民の方には心から感謝

臥雲松本市長
・松本市は、松本山雅のシンボルカラーが緑、北アルプスの緑、といったように松本市と言えば緑と思っているが、やはり街には緑が少ない
・したがって、今回の宣言、取り組みは嬉しく思っている
・松本市では、松本駅、松本城、あがたの森を結ぶトライアングルエリアを松本市の象徴的なエリアだと考えており、グリーンインフラの取り組みを進めていきたいと考えている
・例えば、松本城のお堀の復元、街路樹の整備、女鳥羽川での親水空間整備などを考えているが、県との連携が大事だと思っている

土屋上田市長
・なかなかひとつの市町村で取組むには難しい課題を、県と4市が一体となって進めていくことになったことは素晴らしい
・上田市は、菅平高原と美ヶ原高原の間に市街地があり、千曲川が流れている
・中心市街地には緑豊かな上田城跡公園があり、千曲川の河岸段丘には染屋台グリーンベルト、また郊外には棚田100選に選ばれた稲倉の棚田、ため池100選に選ばれた塩田平などがあり、緑に囲まれている
・今回の宣言は2050年のゼロカーボンという大きな目標に向けてのキックオフ
・上田の市庁舎は先日完成し、今後、旧庁舎を取り壊し駐車場にすることになっているが、外構も含め、緑化をすすめていきたいと思っている

佐藤飯田市長
・知事、そして4市の市長で宣言ができること、本当にうれしく思っている
・飯田市ではグリーンインフラという言葉が生まれる前から取り組んできた
・その代表が、中心市街地のりんご並木。昭和22年の大火で街の7割が消失した際、防火帯として幅35mの道路が造られたが、その道路を美しくしたいと思った飯田東中学校の生徒たちが植えた
・当時、りんごは難しいからやめた方がいいと言われたようだが、りんごで街を美しくし、また、りんごを盗るような人がいない心の綺麗な人の街にすると生徒たちが言っていた
・今でも、東中の生徒たちが手入れをして育てている、飯田ではこのようにみんなでグリーンインフラを守っていくような街にしたい

さだまさしさん登壇、応援メッセージ
・今日はお招きいただきありがとうございます
・「信州まちなかみどり宣言」は素晴らしいアイデアだと思います
・信州は緑豊かな地域ですが、さらに人が暮らしやすい地域になる
・人は自然に満ちた場所に暮らしていないと息苦しくなってくると思う
・私も30代の頃、都会暮らしが息苦しくなって、信州に移り住むことになった
・緑豊かで歴史もあり、東京からも遠くない信州を選んだ
・「木を植えた男」は、自然と乖離してしまったら人は心を失ってしまうのではないか?と考えてつくった
・木を植えるということはどういうことかと考えると、未来を植えるということに他ならない。木を1本植えるということは、未来を生きる人たちへの愛なのだと思う。愛を植えて育てていくということを考えたら、今回の宣言は本当に素晴らしいアイデアだと思う
・この取り組みが信州で広がり、また信州の外へもこの機運が広がって、未来の日本、自然に対して愛のある日本をつくっていく、大切なきっかけになる
・これを信州から始めるということに意味がある。今日はとても感動したので、今後一生懸命応援していきたい。今日は本当にありがとうございました

なお、さだまさしさんが早速インスタにあげてくださいました♪
アルクマとのツーショット!!

長くなりましたが、UDC信州としても、緑豊かで、居心地のいい空間をつくっていけるように引き続き頑張ってます!

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